
SPECIAL REAL TALK
IDxLの若手スタッフたちが挑む「答えのない課題」へのエンジニアリング
製造業の最先端、自動運転やデジタルツインの領域で挑戦を続ける株式会社アイ・ディー・クロスリンク。
ここには、物理学、数学、コンピュータサイエンス、そしてクリエイティブといった多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集います。今回は、弊社の中心メンバー4名に、入社の経緯から仕事の醍醐味、そして未来へのビジョンを熱く語ってもらいました。
PROFILE
スタッフ紹介

Moderator AKIFUMI NAKAI
株式会社アイ・ディー・クロスリンク 代表取締役社長
大手SIerでの新規事業創生や、車載ソフト開発会社の代表を歴任。現在は、シミュレーション・モデリング技術を武器に、複雑化するメカトロプロダクトの設計プロセスをDXで変革する、先端エンジニア集団の舵取りをしている。
CHAPTER.01
異色のキャリアが交差する「入社のきっかけ」

Nakai
皆さん、今日はよろしくお願いします。
さて、まずは肩慣らしに「入社のきっかけ」から聞いていきたいんですが、うちのメンバーって、いわゆる普通の新卒採用やありきたりな転職で来た人が一人もいないですよね。それぞれかなり個性的なルートを通ってここに辿り着いたと聞いています。
実際、皆さんはどういう経緯でこの少し特殊なエンジニア集団に飛び込むことになったんですか?

O.Kさん
私の場合は、ちょっと変わった再進学がきっかけですね。もともとは文系で経済学を学んでいたんですが、もっとモノづくりの視点から社会を見てみたいと思って、卒業後にデザインの専門学校へ入り直したんです。
そこでCADの講師をしていたのが、実はうちの坂口(取締役)で。「目に見えない仕組みをデザインする営業、やってみない?」と声をかけてもらったのが始まりでした。

O.Sさん
私はさらに遠回り、というかアメリカからですね。シアトルのワシントン大学で、AIを使ったタンパク質の構造予測という、いわゆるバイオ領域の研究をしていたんです。2020年、コロナ禍で一時帰国した際に「地元・沖縄に面白いIT企業はないか」と探していたら、設立直後のグループ会社を見つけまして。
もともと車が好きだったし、自分のAI技術を製造業のシミュレーションにぶつけてみたいと思って、2週間の隔離が終わったその足で、成田空港まで坂口(弊社取締役)に直談判しに行きました。

K.Sさん
直談判はすごい(笑)。私は、東工大で数理最適化という「最も効率的な解き方」を探すアルゴリズムを研究していました。きっかけは大学に届いたインターンの案内だったんですが、面談してくれた社員の方が私の研究を瞬時に理解して、めちゃくちゃ深い議論になったんですよね。それがすごく衝撃で。こんな知的な集団が身近にいたのか、という直感がそのまま入社の決め手になりました。

S.Sさん
私はまた少し違って……。京都大学で量子力学を専攻していたんですが、当時は「物理の道で食べていくのは相当に険しいぞ」と、自分の将来をどこか冷めた目で見ていたんです。
だから、就職活動も「やりたくないこと」を一つずつ消していくような、消去法でした。そうして最後に残った、唯一興味を持てた選択肢が、大学で積み重ねたスキルとコンピュータの力を限界まで引き出そうとしているこの会社だったんですよね。
CHAPTER.02
「理論」を「社会の価値」に変換する醍醐味

Nakai
皆さんの経歴を聞くと、一見すると今の仕事とはバラバラな分野にも見えますが、実際はどうですか?
大学でどっぷり浸かった専門性が、「今の仕事のここにつながっているな」と実感する瞬間ってありますか?

K.Sさん
それが、驚くほど直結しているんです。入社したての頃は物理シミュレーションがメインでしたが、自動運転の開発が本格化してからは、私の専門だった「数理最適化」が業務のど真ん中になりました。
今、自動運転の制御で主流のモデル予測制御(MPC)って、中身はまさに最適化アルゴリズムそのものなんですよ。数年前まで大学で研究していた理論が、最新の自動車開発の現場でダイレクトに火を噴く。これは技術者として、しびれるような快感がありますね。

O.Sさん
私もK.Sさんに近いです。バイオインフォマティクスも、膨大な配列データから構造を導き出す「モデル化」の世界。今のUnityやOmniverseを使った可視化も、結局は「複雑な現象をどう切り取って、誰にでも分かる形にするか」という思考プロセスなんですよね。
分野は違っても、未開拓のジャングルを自分の技術で切り拓いていくようなワクワク感は、研究時代も今も全く変わりません。

S.Sさん
私は入社前、「物理の道は諦めた」なんて冷めたことを言っていましたが(笑)、いざ現場に立つと、体に染み付いた物理の知識が自然と武器になっていました。自動運転の挙動を理解しようとすると、やっぱり最後は「物理的な直感」があるかどうかが効いてくるんです。
かつての学びが、今の自分の適性を一番深いところで支えてくれているのは意外な発見でした。

O.Kさん
私は皆さんみたいな技術的なバックグラウンドはないですが、専門学校で叩き込まれた「ユーザーが何を求めているか」を掘り下げるデザイン思考に、毎日助けられています。
技術者たちの凄すぎる話を噛み砕いて、「つまり、この技術で御社の課題はこう解決します!」とピッチ資料に落とし込む。技術とビジネスの間にある深い溝を繋ぐ通訳的な役割ができるのは、文系とクリエイティブの両方をかじってきた自分だからこその役割だと思っています。

Beyond Yourself
& Surprise the World.
自分の限界を超えて、世界を塗り替えていこう。
CHAPTER.03
「現場のリアル」と「デジタルの理想」の融合

Nakai
うちのような少数精鋭のチームが、世界でも名だたる大手自動車メーカーさんと肩を並べてプロジェクトを動かしているのは、客観的に見ても面白い構図ですよね。実際、現場の最前線にいる皆さんは、どんな考え方と空気感でこの仕事に向き合っているんですか?

K.Sさん
正直なところ、毎日が「全力疾走の自分勉強会」という感じです(笑)。最先端の現場なので情報のアップデートがとにかく速くて、昨日までの常識が通用しないことも沢山あります。でも、だからこそ自分の導き出した理論が形になり、実際にマシンが動いた瞬間の達成感は、もう格別です。
やった分だけダイレクトに手応えが返ってくる、フェアでエキサイティングな環境ですね。

O.Kさん
営業の立場から見ると、お客様すら「まだ正解を持っていない」領域に一緒に踏み込んでいくのが最高に面白いです。「この技術を使えば、まだ見ぬ解決策が作れるんじゃないか」とお客さんと悩み、共に学んでいく。
社内の風通しも抜群に良いので、現場で出た課題をすぐに技術チームに投げて、その日のうちに解決策を練る、なんてこともしょっちゅう。この一体感こそがIDxLの強みだなって実感しています。

O.Sさん
沖縄拠点のリアルコネクトは、さらに自由と自然豊かな環境というスパイスが効いていますね(笑)。少人数だからこそ自分の専門領域だけじゃなく、採用からプロジェクトの大きな意思決定まで、何でも自分たちで動かせる裁量があります。青い海や美味しいお酒を楽しみつつ、仕事ではゴリゴリの最先端AIに没頭する。
この「最高のライフスタイル」と「尖ったやりがい」の両立は、ちょっと他では味わえない贅沢です。

S.Sさん
現場に入って痛感するのは、シミュレーション上の理想だけでは通用しないリアルな壁が必ずある、ということです。計算機の中では完璧なアルゴリズムも、油の匂いがするような実際の製造現場や、複雑な動きをする実機に載せた途端、予想外の挙動を見せる。
その理想と現実のギャップを、自分たちのモデリング技術で一つずつ埋めていく作業は、まさに知的な格闘技であると日々感じながら仕事をしていますし、そこに挑戦するのは楽しさを感じます。
CHAPTER.04
未来の仲間たちに贈るメッセージ

Nakai
最後に、これから新しいキャリアを踏み出そうとしている学生さんや、今まさに転職を考えている方へ、業界の先輩である皆さんからエールをお願いします。

S.Sさん
私はもともと消去法でここに来た人間なので、最初から「これが自分の天職だ」と決まっていなくても大丈夫だと思っています。むしろ「これだけは嫌だ、私には合わない」というこだわりから入っても、意外なところで自分の才能が弾けて社会に役立てることがあります。
コンピュータや最新のテクノロジーを道具にして、何か面白いものを作ってみたいという純粋な好奇心さえあれば、アイ・ディー・クロスリンクは最高に居心地がいいはずですよ。

O.Sさん
社会に出るということは、「答えのないテスト」を受け続けるようなものです。でも、大きなプロジェクトというパズルを自分の思考と技術で埋めていく瞬間の高揚感は、何物にも代えがたい。沖縄という最高のロケーションで、移住してでも新しい技術に溺れたい!という熱い方は、ぜひ直談判しに来てください。
青い空と美しい海を身近に感じながら、最高に尖った開発をしながら人生を楽しみましょう。

K.Sさん
私は現場に出てから「もっと勉強しておけばよかった!」と痛感することがよくあります。だからこそ、今のうちに少しでも外の世界を覗いて、視野を広げてほしい。インターンでも何でも、実際に社会のリアルに触れてみると、机の上の学びが急に面白く、血が通い始めるはずです。
そんな感覚を大切にしていただき、ここで一緒に形にしていければと思います。

O.Kさん
営業であってもエンジニアであっても、「まだ見ぬ価値の創造にチャレンジしてみたい」「人と技術を繋ぎたい」という想いがある人には最高の場所です。職種の垣根なくお互いをプロとしてリスペクトし合えるこのチームで、自らの限界を超え、社会をあっと言わせるような仕事を一緒に楽しみませんか?

Nakai
インタビューを通じて感じたのは、彼らの「知的好奇心」の旺盛さです。物理、数学、情報、デザイン。それぞれの専門領域を尊重しつつ、その境界を軽やかに飛 び越えていく姿勢こそが、IDxLという組織の強さと面白さを生む源なのかもしれません。
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